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「EBN(エビデンスに基づいた栄養学)に沿った食育の勧め」

気になるテーマの講演 ↑ があったので行ってきました。
エビデンスとは、「科学的根拠」のこと。もう、そそられずにはいられません。

栄養学の基礎の基礎から、現役学生さんの研究データなど大変興味深いお話を聞くことができて、有意義な1時間半でした。
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食育とは、「どう食べるか」「何を食べるか」を、自分で判断できるようにするためのものだと思っていますが、それを指導すべき親の立場の人間でさえ、巷にあふれた「食」や「健康」などをキーとした情報に、フラフラと操られてしまうことがあると思います。

たとえば今日参加させていただいた講演で示された資料、「テレビ等で紹介されて流行した最近の食品ダイエット」(2009.11.6.読売新聞より)によると、2004年「にがり」、05年「寒天」、06年「白いんげん豆」、07年「納豆」、08年「バナナ」・・・と、なるほと確かに、1つの食品に注目したダイエットが流行っては消え、流行っては消え・・・。
そういえば先月スーパーの売り場では、あるメーカーさんのヨーグルトが一時的に姿を消していました。

実におもしろい、というか、あまりおもしろがってもいられないかも。
その記事によると、紹介された食品を摂りすぎて下痢をおこす人が続出し、厚労省が注意を呼びかけたことも過去にあったそうですよ。
それに、高価な栄養補助食品がたくさん販売されているようですが、実は、そう、科学的根拠がないものや、その触れ込み自体に?な部分があるものも少なくないようです。

栄養の分野では、まだまだ解明されていないこともたくさんあるでしょうし、科学がすべてだとは思いません。
でも、あふれる情報の中から賢く取捨選択していくための知識と判断力を備えていかなければいけないな~、と再確認したのでした。

  レッスン時に、講演の具体的な内容なども含めて、いろいろお伝えできたらいな~と、勝手に思っています043.gif

by hinataboko09 | 2010-11-17 22:31 | “食”をまなぶ・考える
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